小説 仮面ライダーファイズ 感想
どうも~白紙の答案用紙を黒く塗りつぶす仕事(学期末テスト)が終わって心も体もボドボドなきゃすばるです~。
普段感想といえばアニメの感想ばっかり書いてる私ですが、今回は当ブログ初の読書感想文にチャレンジします!!
タイトルは「小説 仮面ライダーファイズ」まだ昨日発売されたばかりですが、文章の構成が割とシンプルなので予想以上に早く読み終わりました
中身は既に絶版ですが以前発売された「正伝-異形の花々」の再録と初掲載になる続きにあたる「5年後」のエピソードが収録。既に正伝を読んでいる方からすると物足りないと思います。しかし、ファイズも今年で10周年。そうなると放送終了から大分経ってからハマったけど絶版の正伝が読めなくて困っているファンも少なからずいると思うので、私は実質再販になるこの小説には大変満足しています。(まあ、管理人もファイズにハマったのは昨年のYoutube配信がきっかけでしたしwww)
ここから先はネタバレを含む感想になるので続きから~
「正伝-異形の花々」について
一応ネット上の評判では「テレビ版では見れない本物のファイズがここにある」といった話は聞いた事がありますがまさにその通りだったと思います。テレビ版でも小説と同じく敏樹さんが脚本を全話担当していましたが、テレビ版を製作する上で時間帯や子供たちが見る事を考慮してドラマ性を交えながらもヒーローらしい戦闘シーンを取り入れなければならない、スポンサーのバンダイとの関係上玩具が売れるようにメカ等を多く魅せなければならない(実際にファイズの玩具は大変好評だったらしいですが)等といった制約が付きものなので敏樹さんからすれば本当の意味で思い通りのシナリオが描けなかったのかもしれません。
しかし、小説は先に述べた制約が一切ない状況で描かれた物なので「テレビ版では見れない本物のファイズがここにある」といった評価がされているのだと思います。実際に私が思った事をいくつか述べると
・やたらと出血だったり体が引き裂かれたりと生々しい表現が多い
・テレビ版でもドラマ性の完成度は高かったと思いますがそれが更に濃密に。よって戦闘シーンは控えめな印象。
・映像では絶対表現出来ないシーンがチラホラwww(草加が真理にアレしてるシーン等)
・カイザギアのみならずファイズギアまでぶち壊すとは・・・これはバンダイがブチ切れそうwww
ここまで書けば大体察しはつくと思いますが完全に大人向けです!よってどこぞの非公認戦隊ではありませんがよい子は見ちゃダメ!!(笑)
登場人物について思った事を述べてみる。
・乾巧
セリフの一つ一つが半田健人氏の声で脳内再生されるほどテレビ版とほとんど一緒。もちろん猫舌、口も性格も悪くて面倒くさがりなところも(笑)でも、「本当に最低な奴は自分の事を最低だなんて思ったりしない」とさらっと良い事を言うのもたっくんらしいwww
・園田真理
心理描写が多く描かれていて実質主人公的存在。まあ、たっくんでは心理描写は書き辛いでしょうし(笑)テレビ版よりも出番が多かった印象があります。
・菊池啓太郎
「たたたたっくん!オルフェノクが!!」なんて情けない声ばかり出してるイメージがありましたが、まさか小説では人間とオルフェノクの共存のキーパーソンになったり、長田さんとの間で子供を作るとはwwwおまけに妊娠が発覚したのは真理と草加がアレしたシーンの直後だったので余計に草を生やさずにはいられなかったwww
・木場勇治
テレビ版でも劇場版でも善人と悪人を行ったり来たりする不安定な奴でしたが今回は悪人通り越して修羅になってましたね。何のためらいもなく腕、顎、足を引きちぎるぐらいですし。(首の折れる音)なんて生ぬるかった事がよくわかりました(笑)
・長田結花
過去の虐待シーンが更にハードな物になっていましたね。ありんこを食って飢えをしのいでたという泥の味を覚える程泥を食って生活してた浅倉並にバイオレンスな生活だったと思います。
そのせいか幸せの価値がわからない哀れな人になってしまう。しかし、啓太郎のおかげで幸せを手にするものの妊婦の状態で殺されて青い炎に包まれながらの出産は衝撃的でした。
・海堂直也
こいつもテレビ版と大して変化なし(笑)しかし、名エピソード「夢の守り人」のあの名セリフが小説でも描かれていることから敏樹さんにとってもお気に入りのエピソードなのかもしれませんね。
・草加雅人
小説版における問題者一号。テレビ版でもかなり捻くれた性格でしたが真理を守りたいという意思は本物だった為根っからの悪人とはまだ言えませんでした。しかし、小説版では完全に悪人です。真理に母性を求めるのは相変わらずでしたが、更に体を求めるようになり実際にアレしてるシーンが描かれたり、ヤンデレ発言が飛び交ったり、妊婦の長田さんを抹殺したりとやりたい放題www
もうだいじょうぶだ。きっと、まりちゃんがたすけてくれる。
いつものように、ぼくの手をにぎって、たすけてくれる。
「アルジャーノンに花束を」ではありませんが断末魔の幼児化は小説だからこそ出来る恐ろしい表現だと思いました。
しかし、だるま状態になったのにも関わらず「5年後の世界」では奇跡が起こる!!
・木村沙耶
小説版における問題者二号。テレビ版ではすごくまともな人だったはずなのに、小説版ではVガンダムのカテジナさん並に豹変してしまいただのキチガイキャラになってしまった(笑)具体的には流星塾のみんなと離れたくないから里子として塾生を引き取った里親を全員殺すというまたまたヤンデレ属性がwwwおまけに草加とも付き合っていた経歴あり。類は友を呼ぶという事なのだろうか?
「5年後」について
まさに史上最強の5歳児誕生秘話です!ここでは長田さんと啓太郎の間に生まれた勇介が物語に深く関わってくるのですがオルフェノクの細胞を引き継いでいるからか、急に青年並の体格に成長したり、オルフェノクではない何か(この辺は小説でも表現が曖昧で自分でもよくわかっていません)に変身して量産カイザを撃破したりとまさに地球人とサイヤ人のハーフは戦闘力が高い状態にwww。
そしてまさかの草加雅人奇跡の復活!それもオルフェノクとしてなのでかつて忌み嫌っていた物によって復活するという中々皮肉なものだと思いました。
そして真理と一つになる為に食い殺そうとするが、そこで失踪してたたっくんが現れてクリムゾンスマッシュで止めを刺されるので結局主役のダシになっただけで最期を向かえてしまい相変わらず草加の死に様は哀れと言わざるを得ないwww
しかし、オルフェノクは寿命が短いことからたっくんの力は弱まっていて長くは変身できない模様。変身を解いてベルトを置いて真理と共に逃げようとするが複数のオルフェノクが更に襲いかかってくる。そこで、勇介がベルトを拾って変身する事で2代目ファイズが誕生しオルフェノクを撃退します。
ここで個人的な感想に入りますが、テレビ版と比べてまだ希望が持てる終わり方だったと思います。テレビ版でもたっくんの力は弱まっていましたがそれっきりでオルフェノクが人類を脅かしているのも解決した訳でもないし、まともに戦えるのが三原だけでなんだか心もとないしwwwしかし、今回は勇介いう2代目ファイズが誕生しているのでこれからもオルフェノクや量産カイザとも戦っていけるだろうという期待が持てました。だからこそ、絶対ないとは思いますが勇介が主役の2代目ファイズの物語なんて物も見てみたい訳です!だって2代目ギャバンがあったんだからファイズもアリでしょ?wwwまた、「闇を切り裂き光をもたらす」や「行けるところまでいこう」といったパラダイスロストの表現が出てきた所はニヤリとしました(笑)
一応ネット上の評判では「テレビ版では見れない本物のファイズがここにある」といった話は聞いた事がありますがまさにその通りだったと思います。テレビ版でも小説と同じく敏樹さんが脚本を全話担当していましたが、テレビ版を製作する上で時間帯や子供たちが見る事を考慮してドラマ性を交えながらもヒーローらしい戦闘シーンを取り入れなければならない、スポンサーのバンダイとの関係上玩具が売れるようにメカ等を多く魅せなければならない(実際にファイズの玩具は大変好評だったらしいですが)等といった制約が付きものなので敏樹さんからすれば本当の意味で思い通りのシナリオが描けなかったのかもしれません。
しかし、小説は先に述べた制約が一切ない状況で描かれた物なので「テレビ版では見れない本物のファイズがここにある」といった評価がされているのだと思います。実際に私が思った事をいくつか述べると
・やたらと出血だったり体が引き裂かれたりと生々しい表現が多い
・テレビ版でもドラマ性の完成度は高かったと思いますがそれが更に濃密に。よって戦闘シーンは控えめな印象。
・映像では絶対表現出来ないシーンがチラホラwww(草加が真理にアレしてるシーン等)
・カイザギアのみならずファイズギアまでぶち壊すとは・・・これはバンダイがブチ切れそうwww
ここまで書けば大体察しはつくと思いますが完全に大人向けです!よってどこぞの非公認戦隊ではありませんがよい子は見ちゃダメ!!(笑)
登場人物について思った事を述べてみる。
・乾巧
セリフの一つ一つが半田健人氏の声で脳内再生されるほどテレビ版とほとんど一緒。もちろん猫舌、口も性格も悪くて面倒くさがりなところも(笑)でも、「本当に最低な奴は自分の事を最低だなんて思ったりしない」とさらっと良い事を言うのもたっくんらしいwww
・園田真理
心理描写が多く描かれていて実質主人公的存在。まあ、たっくんでは心理描写は書き辛いでしょうし(笑)テレビ版よりも出番が多かった印象があります。
・菊池啓太郎
「たたたたっくん!オルフェノクが!!」なんて情けない声ばかり出してるイメージがありましたが、まさか小説では人間とオルフェノクの共存のキーパーソンになったり、長田さんとの間で子供を作るとはwwwおまけに妊娠が発覚したのは真理と草加がアレしたシーンの直後だったので余計に草を生やさずにはいられなかったwww
・木場勇治
テレビ版でも劇場版でも善人と悪人を行ったり来たりする不安定な奴でしたが今回は悪人通り越して修羅になってましたね。何のためらいもなく腕、顎、足を引きちぎるぐらいですし。(首の折れる音)なんて生ぬるかった事がよくわかりました(笑)
・長田結花
過去の虐待シーンが更にハードな物になっていましたね。ありんこを食って飢えをしのいでたという泥の味を覚える程泥を食って生活してた浅倉並にバイオレンスな生活だったと思います。
そのせいか幸せの価値がわからない哀れな人になってしまう。しかし、啓太郎のおかげで幸せを手にするものの妊婦の状態で殺されて青い炎に包まれながらの出産は衝撃的でした。
・海堂直也
こいつもテレビ版と大して変化なし(笑)しかし、名エピソード「夢の守り人」のあの名セリフが小説でも描かれていることから敏樹さんにとってもお気に入りのエピソードなのかもしれませんね。
・草加雅人
小説版における問題者一号。テレビ版でもかなり捻くれた性格でしたが真理を守りたいという意思は本物だった為根っからの悪人とはまだ言えませんでした。しかし、小説版では完全に悪人です。真理に母性を求めるのは相変わらずでしたが、更に体を求めるようになり実際にアレしてるシーンが描かれたり、ヤンデレ発言が飛び交ったり、妊婦の長田さんを抹殺したりとやりたい放題www
もうだいじょうぶだ。きっと、まりちゃんがたすけてくれる。
いつものように、ぼくの手をにぎって、たすけてくれる。
「アルジャーノンに花束を」ではありませんが断末魔の幼児化は小説だからこそ出来る恐ろしい表現だと思いました。
しかし、だるま状態になったのにも関わらず「5年後の世界」では奇跡が起こる!!
・木村沙耶
小説版における問題者二号。テレビ版ではすごくまともな人だったはずなのに、小説版ではVガンダムのカテジナさん並に豹変してしまいただのキチガイキャラになってしまった(笑)具体的には流星塾のみんなと離れたくないから里子として塾生を引き取った里親を全員殺すというまたまたヤンデレ属性がwwwおまけに草加とも付き合っていた経歴あり。類は友を呼ぶという事なのだろうか?
「5年後」について
まさに史上最強の5歳児誕生秘話です!ここでは長田さんと啓太郎の間に生まれた勇介が物語に深く関わってくるのですがオルフェノクの細胞を引き継いでいるからか、急に青年並の体格に成長したり、オルフェノクではない何か(この辺は小説でも表現が曖昧で自分でもよくわかっていません)に変身して量産カイザを撃破したりとまさに地球人とサイヤ人のハーフは戦闘力が高い状態にwww。
そしてまさかの草加雅人奇跡の復活!それもオルフェノクとしてなのでかつて忌み嫌っていた物によって復活するという中々皮肉なものだと思いました。
そして真理と一つになる為に食い殺そうとするが、そこで失踪してたたっくんが現れてクリムゾンスマッシュで止めを刺されるので結局主役のダシになっただけで最期を向かえてしまい相変わらず草加の死に様は哀れと言わざるを得ないwww
しかし、オルフェノクは寿命が短いことからたっくんの力は弱まっていて長くは変身できない模様。変身を解いてベルトを置いて真理と共に逃げようとするが複数のオルフェノクが更に襲いかかってくる。そこで、勇介がベルトを拾って変身する事で2代目ファイズが誕生しオルフェノクを撃退します。
ここで個人的な感想に入りますが、テレビ版と比べてまだ希望が持てる終わり方だったと思います。テレビ版でもたっくんの力は弱まっていましたがそれっきりでオルフェノクが人類を脅かしているのも解決した訳でもないし、まともに戦えるのが三原だけでなんだか心もとないしwwwしかし、今回は勇介いう2代目ファイズが誕生しているのでこれからもオルフェノクや量産カイザとも戦っていけるだろうという期待が持てました。だからこそ、絶対ないとは思いますが勇介が主役の2代目ファイズの物語なんて物も見てみたい訳です!だって2代目ギャバンがあったんだからファイズもアリでしょ?wwwまた、「闇を切り裂き光をもたらす」や「行けるところまでいこう」といったパラダイスロストの表現が出てきた所はニヤリとしました(笑)
小説 仮面ライダーファイズ (講談社キャラクター文庫) (2013/01/30) 井上 敏樹 商品詳細を見る |
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